幼児・子供の「おたふくかぜ」

幼児・子供の「おたふくかぜ」

おたふかくかぜ(流行性耳下腺炎)の症状は耳下腺がみみたぶをはさむようにはれてくるのが特徴ですが、リンパ節などのはれと間違えることが少なくなく、さらに耳下腺のはれはおたふくかぜだけではなく、化膿性耳下腺炎、反復性耳下腺炎でも起こるため、これらとの鑑別が必要となります。おたふくかぜで大切なことの一つは、耳下腺のはれが本当におたふくかぜかしっかりと判別することが必要です。
おたふくかぜの発病までの潜伏期間は約2〜3週間です。潜伏期間を経て、発病後食欲不振や頭痛、だるさなどを感じ始め、1〜3日ほどたつと、耳下腺が腫れてくるようになります。

耳下腺の腫れは右か左のどちらかから起こります。そのまま片側だけのこともあり、1〜5日ほどしてもう片方が腫れることもあります。左右同時に腫れることはめったにないようです。腫れた部分を押したり、食事をしたときに、痛むようになります。発熱は腫れとほぼ同時に起こりますが、小さな子どもではほとんど発熱することはなく、あってもあまり高くはなりません。年齢の高い子どもほど発熱しやすく、小学校高学年程度に成長した子どもでは、40℃ほどの高熱を出すこともあります。高熱を出した場合でも4〜5日で治まります。